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強い家計とは

  • 執筆者の写真: たなか けいこ
    たなか けいこ
  • 5月22日
  • 読了時間: 6分

更新日:2 日前

FP/家計整理アドバイザー認定講師のたなかです。

お金、家計管理、資産形成、教育費を効率的に貯めるコツそして変化する暮らしぶりについてなどを発信します。


本日のテーマは【強い家計】です。


さて【強い家計】というワードから

皆さんは

どんなことを想像されますか?


【強い家計】

【強い家計】…

【強い家計】……



どうでしょう?


1つでも具体的なイメージが浮かんだ方、

実は(潜在的な点も含めて)

家計偏差値が高めかもです。



(※イメージが浮かぶ方はなぜ

家計偏差値が高いと言えるのか?

その理由にも繋がるので)

強い家計」という概念が当てはまる例を

幾つか挙げてみましょう。


・安定収入が定期的にある

・貯蓄が毎月出来ている

・レジャーにも罪悪感なく行けちゃう

・急な出費があっても慌てない



安定収入

毎月の貯蓄

レジャー突然出費にも対応できる!!


収入と支出がまさに理想的な動きをしつつ

貯蓄も確保できるのが強い家計。

これって当たり前のようで、なかなか難しいことなのですよね。





ではでは、多くの方が求めてやまない、

強い家計を構築するには

どうすれば良いのか?

この点について

お金の専門家として基本的なことを

解説していきますね。


強い家計



私たちの生活の質を向上&安定させて

将来への漠然とした不安を手放し、

❝いま❞も❝未来❞も豊かに生きる暮らしとするにおいて非常に重要なこと。


今回は強い家計を築くために欠かせないポイントについて考察します。


1. 予算の設定


まず、強い家計を築くためには、

予算の設定〉が必須。

収入と支出のバランスをなるべく具体的に把握して、ひと月あたり&年間ベースでの支出入を確認してみて。



収入の確認 

月ごとの収入を細かくチェックすることを疎かにしないでほしいです。

給与、ボーナス、子ども手当てや(ふるさと納税などの)還付金、ちょっとした副業収入なども忘れずに計算を。

※↑意外と多いです


支出の分類


支出を固定費

(住宅関連費、公共料金、サブスク料金等)と

変動費

(食費、日用品、医療費、被服費、娯楽費など)

に分類します。

2.〈収入−支出を求めてみる〉 


最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、

自身と家族のための大切な情報なので

・通帳記帳

・クレジットカード明細

・電子マネーアプリの履歴

などを精査してみてください。


ここまでの作業で

収入>支出

つまり黒字であれば第一段階は合格です。


(※収入<支出…つまり赤字家計のケースは

別記事にて扱います。)   


3.貯蓄と投資


〈貯蓄と投資〉は、

将来の目標達成のためにも不可欠。

大まかなライフプランに合わせて

貯蓄の目的を明確にしてみることがポイントとなります。



iDeCo

NISA

といった制度も積極的に活用したいところ。特にiDeCoは節税効果も期待できますからね。

※ただしiDeCoは原則、60歳までは引き出しは不可(2025年5月時点)。

あくまでもリタイア後にフォーカスした制度なので現役時代に過度な負担とならない点を熟慮して金額設定を。


iDeCo、NISAについては勿論のこと

年金制度、社会保障の学びも必須となります。

自身の人生の選択肢を増やすツール

=お金

このことをよくよく踏まえ世代や家族構成に見合う家計運営、そして

バランスの取れた貯蓄と投資配分のために

マネーリテラシーを更新

↓↑

自身の家計に落とし込む

↓↑

定期的に振り返る

といった流れを意識して

取り組みたいところ。





4.節約を効率的に


無理のない範囲内で節約を心がけることも

無駄な支出を省くために必要となります。




〈優先順位設定〉 

まずはお金を使うべき項目に

優先順位をつけてみましょう。

ポイントは「なんとなく買い」を減らすこと。

生活も私たちを取り巻く環境そのものも

変化します。

でも実際には…毎日何かと忙しく、

確実に❝変化❞は有るのに

気付けていない場合は

要注意。

そんな時期は

暮らしに欠かせないもの

必要性低もの

の区別がつけられない状態に陥りがちだからです。

結果、本当に大切なことへの備えが滞ることとなっては困りますよね。


・食料品の買い物は週に〇回

・日用品は月に1度にまとめ買い

・汎用性の高いもの、生活に必要なものは

 ふるさと納税で


など、買い物のルールを決めてまずは1カ月間実践してみて。

上手くいったルール

思うように進まなかったルール…。


結果だけにとらわれることなく

振り返りと更新を繰り返すことで

少しずつ、でも着実に

【強い家計】へと近づけますよ。




5.家族との情報共有


家計は家族全体に影響を与えるもの。

ですから家族との情報共有も重要なのです。




目標をシェアし合う

家族と共に家計の目標を共有し協力し合えたらメリハリがあり楽しみの感じられる家計に近づけます。



定期的なミーティング

家計について定期的に話し合い、現状と今後の計画について意見交換の場を設けましょう


家族の希望を尊重

家族の意見や希望を聞き入れ、家計の方針に反映させます。


例)・夏休みには旅行へ行きたい

 ・新しいタブレットを買いたい

 ・希望する進路へ進むため塾へ通いたい


理想の家計を築くためには、計画的な予算管理、貯蓄と投資、節約の工夫、

そしてなにより家族との良好なコミュニケーションが不可欠です。これらのポイントを押さえることで、安心で本質的な豊かを感じられる生活を送ることができると考えます。


いかがでしたか?

世帯ごとに見合う強い家計を築くことの意味は見えてきたでしょうか?

家計管理の方法

お金の使いどころ

など、家計の形は千差万別。

「これが我が家のスタイル」と納得できると

お金を使うことへの罪悪感は消えて、

これまで以上に、暮らしに笑顔や潤いが感じられるようになりますよ。


今回の記事が皆さんの毎日に

何かしらのヒント若しくは小さな変化を起こすきっかけとなれば嬉しいです。





筆者∶たなかけいこ

20代で結婚後、年子で双子の子育てを経験。

忙殺される日々の中で年々増えていく生活費に悩む。子ども達の成長と共に〈教育費〉の不安も。特に27歳で戸建てを購入してからは

「私がやりくりを頑張らないと!!」との思いがより強くなり、常に家計と向き合うようになる。

子育ての終わりが見えてきた50代に

お金に関する本格的な勉強をスタート。

FP2級技能士

AFP

投資診断士® 

マネーライフプランナー®等の資格を独学で取得

2025年

家計整理アドバイザー認定講師に。

また、2024年からは心理学にも関心を持ち

メンタル心理カウンセラー®

上級心理カウンセラー®の資格も持つ。


↑日本HOME協会 家計整理アドバイザー講師ページ

↑家計整理アドバイザー2級講座


↑家計・はじめまして講座


他にもオリジナル講座を展開中



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